なぜ投資が必要か?

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なぜ投資が必要なのか?

平成の初めから現在に至るまで日本の経済は横ばいで成長できずにいます。その間に中国をはじめとするいわゆる新興国といわれる国は目覚ましい発展を遂げています。

給料が上がらないならお金に働いてもらおう。・・・お金は実は働いてくれるんです。お金はお金を生み出すことができるんです。

例えば
・・・

銀行の融資

銀行の融資は見込みのある企業に融資をして利息をつけて返済してもらう。この貸したお金が働いてくれて利息分働いたことになります。そうすることで銀行経営が成り立っています

企業の設備投資

お金を出して高い機械を導入すると、生産能力が増えてたくさんの商品が売れます。そうすると売り上げが上がり、お金が返ってくるわけです。

最初の設備投資でお金を出したよりも大きなリターン=売上としてお金に働いてもらっています。

株式投資

見込みのある株を買ってその会社が成長したら株価が上がっていきますし、また配当として毎年お金がもらえたりもします。

最初に出したお金でそれ以上のお金が入ってくることになります。
これがお金に働いてもらうということなんです。

銀行預金の本質

お金に働いてもらうのは分かった。
ではお金はどこで働いてもらうのがいいの?

預金の本質

銀行預金はお金を寝かせて働いていないのかなって思ってしまうかもしれないが、
実は国内債券などでお金を働かせているんです。

銀行に預金すると

銀行に預金すると、そのお金を元手に銀行は国内債券(国債)などで運用しているんです。その運用先の利息が銀行に返ってきてその一部が預金者に利息として返ってきているんです。

銀行預金とは国内債券などで間接的にお金を働かせているということなんです。
貯金だけしている人は、投資の視点から言い換えると国内債券に集中投資しているようなものなんです。

国内債券に集中投資=貯金だけしていると、どうなるでしょうか?

現在の銀行の定期預金の利率は?

2022年9月時点での大手メガバンクの1年満期の定期預金の利息は約0.002%です。
これは100万円預けてももらえる利息は20円ということです。

なんでこんなに日本は利息が低いのか

日本は平成に入ってから不況でデフレが続いています。そのデフレ対策として金利を下げに下げて、下がりきらないところまで行ってしまって、
今は皆さんご承知のとおりマイナス金利なんです。

マイナス金利ということは銀行に預ければ金利をもらえるのではなくて、金利を取られるということなんです。

銀行はマイナス金利なんで国内債券に投資しても損をしてしまうということなんです。だから銀行は国に投資せずに皆さんにお金を借りてもらうために金利を下げている状況です

この30年間での投資先の大きな流れはいったいどうなったの?

国内債券

上述しましたが、デフレ対策の結果、マイナス金利となってしまっています。

国内株式

1988年にバブル経済真っ只中に3万円を超えて以来30年半ぶりに2021年2月に3万円台を回復しました。

海外株式

GAFAM(Google、Amazon、Facebook(META)、Apple、Microsoft)をはじめとする米国株はこの10年で約2.5倍になっています。もし100万円投資していたら、単純に250万円になっていたわけです。

国内債券だけに投資=貯金だけをしていると利息があまりにも低いために資産形成に莫大な時間がかかってしまうのがお分かりいただけましたでしょうか

近い将来、日本の右肩上がりの経済成長を信じていますか?

日本を客観的に見てみると・・・

30年間ゼロ成長(失われた30年)・・・。この30年でGDP(国内総生産)は中国に抜かれています。
このまま経済や人口動態が推移すれば、ここ15年以内に日本のGDPはインドやインドネシアに抜かれるのは確実視されています。

理由は人口減少と高齢化です。

賃金もこの30年間日本は横ばい

30年前の1990年、日本の平均賃金は約3万7000ドルでイギリスやフランスよりも高い水準でした。
米国の平均賃金は約4万7000ドルで、この当時から高水準でした。

しかし、30年後の2020年と比べると、日本の平均賃金はわずかに1600ドルしか増えていません。増加率はたったの約4%です。
米国の平均賃金は約7万ドルですから、増加額は約2万2000ドル・増加率は約47.7%。大きな違いがあることがわかります。カナダ・ドイツ・フランスなども、30年間で1万ドル以上増えています。

OECD(経済協力開発機構)加盟国の中でイタリアと日本だけがこの30年間平均賃金がほとんど増えていないのです。

まとめると

貯金だけをするということは国内債券に集中投資をしているようなものです。

会社の給料だけに頼るということは会社に全力投資しているようなものです。
(お金に働いてもらわず(投資をせず)に、会社からの給与所得のみに頼っている状態)

じゃあどうすればいいの?

国はこんな状況なんで「貯蓄から投資へ」ってメッセージ出しています。

そしてその投資を推し進めるために国が用意をした制度がiDeCoやNISAです。

名前くらいは聞いたことある方が多いと思います。

このiDeCoやNISAは投資することで税制上の優遇を受けることができる制度です。

自分で投資して今の日本はこういう状況なんで資産形成することをお勧めしますよ。
資産所得の形成には時間がかかるから長期運用を基本としてくださいね。という国のメッセージが込められた制度のように私達はとらえております。

人生100年時代を乗り切るのはiDeCoやNISA制度をフル活用していくこの制度をコアにプランニングしていくのが私どもが推奨する基本に忠実な投資スタイルです。

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